葉落ちた部分。リストラ後新たな生長を始めて
写真2の状態になった。
写真 2

 葉の黄変、落葉は・・・・

   SUGOI-neのラン菌によるカツオブシ製造の時も起こる。
   この場合は大失敗である。
   乾燥し過ぎ。

   SUGOI-ne失敗の約95%が、カツオブシである。

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 紫外線と落葉

  紫外線は細胞を老化させる!!
  女性の肌だけではない。植物の細胞をも老化させる!!
  紫外線で弱った葉は、SUGOI-neで植えると、本来の落葉の時期を待たず落葉する。
  デンドロなどでは紫外線による「黒斑病」で老化した葉は、7、8月でも落葉する。


 紫外線と花芽の分化

  紫外線は「花熟」させる!!
  「花熟」も老化の一現象である。
  成熟というのは人間も、植物も・・・・「老化」した姿。
  だから・・・子供を作れる身体になる。
  老化の先には「死」がある。
  生物の宿命である。
  旱魃で日照時間が多いと・・・翌年の春・・・・杉の花粉が多い。
  紫外線が「老化」させた。
  ラン栽培でも・・・日に当てると花が多く咲く。
  「死花」が多く咲く!!
  
  このような栽培法が・・・・多く行なわれているが。
  種を保存する場合は、SUGOI-neで植えて、あまり「老化」させないことである。
  SUGOI-neは若さを保つ。
  新陳代謝を旺盛にして、紫外線で痛んだ葉は速やかに落ち葉にすると同時に、
  残った株、葉の細胞を若く維持する。
  このことは、紫外線を当てて「死花」を咲かせる栽培ではなく、
  元気だから「花芽分化」を行なう株になる。
  SUGOI-ne!!
 コチョウランの離層の発達は早く、落葉は速やかに行なわれる。
 肉厚で水分の多い葉は、ナンプ病の犯される危険を常にさらされているが、
 自生地では環境が良いことと、ラン菌との共生で罹病を免れている。
 
 大栽培では、ラン菌削除のコンポスト。
 多肥栽培、通気不足などが重なると、ナンプ病が大発生する。
 落葉ホルモンの合成、離層の細胞完成より早く
 ナンプ病の維管内での繁殖速度は速く「離層」の防御線を突破する。
 ナンプ病菌はキャベツ、白菜などで真夏に長雨で大発生する。
 水の中で泳げる!!
 隣の株に泳いで移動できる!!
 自生地では、コチョウランは群生しない。
 ここにも進化の智恵がある。

 人間は欲張り。
 密植大量栽培。
 一日でも早く換金の為の出荷。

 人間のビジネスはコチョウランの離層の限界を越えている。
 消毒、消毒・・・・。
 

 

 コチョウランのリストラは素早い!!
 SUGOI-ne植え3日後には
 落葉させる。
 SUGOI-neはアブシジン酸の合成を
 盛んにして、速やかなリストラを
 行なうようにする。
 光合成の劣る葉は・・・・
 株にとってマイナスだからである!!

 コチョウランは悪い環境には
 耐える力はない。
 この耐久力がないが故に
 生長を急ぎ、短い年月で花を咲かせる。
 温室の回転は良いが・・・・・
 株の保存という面から見ると
 致命的なもの。

 

 コチョウランをSUGOI-neで植える場合は、
 フラスコだしからSUGOI-neで植えると素晴らしい生育になる。
 
 コチョウランのように3,4枚の葉で光合成を行ない、
 しかも生育の早いランは、小さいときから一貫した栽培大系が必要である。
 水ゴケ植えのコチョウランの葉は、飽くまでも水ゴケに合った葉になっている。
 それをSUGOI-neで植え替えれば・・・・
 コチョウランから見れば・・・・天変地異が起こったようなもの。
 ならば・・・・急いで・・・・天変地異に対応しなければならない。
 要らない葉は切り捨てて・・・・生き延びる。
 コンポストを変えるということは、そういうことなのである。

 SUGOI-neを試作する場合、殆どの人が・・・・ダメな株で実験する!!
 葉を落とす本当の理由も知らないまま・・・である。
 
 コチョウランは・・・・簡単に生育し、簡単に咲くから・・・・
 逆に親株、交配親、貴重株の保存は難しい。
 Cymbidiumなら100年以上前の品種も生き残っているが、
 コチョウランは10数年前の品種も残らない。
 以前は・・・コチョウランの切花栽培もあったのに、
 今は・・・ナイ。
 コンポストからラン菌削除。
 水と肥料で作っているからである。
 フラスコだしからSUGOI-neでつくれば・・・・
 切花栽培が可能になる!!
 
 左の写真は
   水ゴケ植で弱ったコチョウランをSUGOI-ne1号で植えたもの。
   SUGOI-neに最も早く反応するのがコチョウラン。
   新陳代謝が旺盛。
   痛んだ下葉が2,3日で黄色になって落葉する。
   
   この姿を見て、SUGOI-neはコチョウランにあわないという人がいる。
   葉が融ける!!
   これは病気でもなんでもない新陳代謝。
   SUGOI-neで植え替えて葉がとけるということは、
   それまでの栽培が悪く、落葉できなかったのだ!!
   光合成の劣る葉をリストラしたのだ!!
   それがコチョウランの生き残る道。
   SUGOI-neで植えると、すごく養分があるから、
   安心して光合成の劣る葉をリストラできるようになった。
   植物が生き継ぐというのは・・・こういうこと。
  

  写真2
    この写真は上の写真の株を一年SUGOI-ne1号で栽培したもの。
    働かない葉をリストラして、
    心機一転?
    ラン菌との共生で素晴らしい株に生まれ変わった!!
    全部の根がSUGOI-neに向って伸びている。
    空中に根は伸ばさない!!
    葉は「漏斗」の役目で、ピンと立ち、
    天から降る雨を受け取り、SUGOI-neに染み込んでゆく。
    




   コチョウランの葉を観察すれば、
   なぜ?  葉が幅広く節間が短いのか?
   上の葉の影が出来て、下葉では光合成できない!!
   つまりコチョウランは光を受ける上の葉3,4枚で光合成する。
   それでも充分花を咲かせられる。
   コチョウランが簡単に花が咲くというのは、
   この葉の枚数と光合成の問題。

  同じ単茎種のバンダの葉は細い!!
  しかも10数年も生き続ける。
  全部の葉に光が当たるように間隔を取って展葉する。
  コチョウランとバンダでは、
  光合成を行なう葉が異なる。
  バンダは簡単にリストラしない。


   コチョウランの葉は、養分、水分の貯蔵庫でもある。
   痛んだ株の場合は、この養分、水分を速やかに新葉に
   移動させなければならない。
   落葉ホルモン「アブシジン酸」の合成は早い。
   新葉の成長には、古い葉の養分が必要。


エビネの葉には離層がない!!
無惨な姿を・・・この葉を腐生菌が分解する。
離層から葉の落ちたバルブ
Cymbidium の離層
SUGOI-neで植え替えすると、秋でもないのに急激にランの葉が黄色になり落葉することがある。
なぜか。
それは、SUGOI-neで植えたことによって、SUGOI-neのすごい養分を吸収したために、
ラン株の新陳代謝が旺盛になり「無用な葉」を落とす活動をしたのである。

デンドロなどでこの現象は起こりやすい。
水ゴケ植えの弱ったデンドロ株をSUGOI-neで植えると、
秋を待たないで葉を落とす。
ランは知っているのである。
この葉は・・・・充分光合成しない・・・・働かない葉であることを・・・。
葉をつけていれば・・・呼吸作用で消費するだけの葉。
ランは決断する!!
「リストラ」を・・・・。

「落葉ホルモン」を作らなければならない。
そのホルモンの名前は「アブシジン酸」。
桜も紅葉も・・・・秋になると葉を落とす。
「離層」にアブシジン酸を出して・・・・癒合組織を形成させ・・・・落葉。
傷口が・・・・ふさがっているから・・・・大丈夫。
ランの葉にも「離層」がある。
葉鞘と葉身の間にあるスジのようになっているところ。
そこから葉はポロりと落ちるようになっている。

コナカイガラ虫などついて株が弱っていると・・・黄色になった葉が、
何時までもついている・・・・落葉しないで!!
これは、株が弱っているので「アブシジン酸」を合成する力がないから、
癒合組織を作る細胞分裂できなかったからである。
そのためにはエネルギーがいる。
リストラするにもカネが必要。
以上がSUGOI-neで植えると落葉する意味である。

桜も、紅葉も、イチョウも・・・・元気の良い木ほど・・・・
一斉に葉を落とす。
アブシジン酸を多く作れる貯金があるからである・・・・元気な樹は。


なぜ、紅葉、落葉するのか
 ランの落葉を知るには、他の樹木から考えると簡単。
 落葉は秋に起こるとは限らない。
 「休眠」。
 この休眠は・・・過酷な条件下で生き延びるために行われる。
 人間の「惰眠」と植物、動物の「休眠」は異なる。
 日本では冬の前に広葉樹の殆どは葉を落とす。
 ブラジルの熱帯では・・・・乾期に葉を落とす。だから熱帯の樹木にも年輪はある。
 同じ落葉でも目的が異なる。
 日本のような四季のあるところの落葉は・・・・
 枝を充実させやがて来る寒さに備える。
 葉には養分が一杯ある。
 それを枝に移行させる。
 離層の形成は秋を感じると・・・朝の最低温度が15℃になると・・・・
 アブシジン酸、落葉ホルモンを作り始める。
 秋も深まると紅葉・・・・やがて落葉。
 これは季節に合わせた一種の新陳代謝。
 葉の世代交代である。

 例えば桜の樹。
 晩秋に葉を落とさなければ・・・・春の花に・・・・邪魔になるではないか。
 枝が・・・・充実しなければ・・・凍害に遭う。
       花も爛漫には咲かない。
       葉は光合成する器官と同時に、栄養の貯蔵庫でもある
       一枚の葉も無駄には出来ない。
       バルブを持たないバンダ、コチョウランは葉が養分の貯蔵庫である。
       だから、このようなランは葉の大きさで生育の良否が解かるし、
       何枚ついているかで株の健康状態がわかる。

 蘭には照葉樹、常緑樹と同じように、何年も生きている葉を持つものが多い。
 Cymbidiumは3年、4年も生きているとヒコに邪魔になる。
 葉が1、2枚のカトレアはあまり邪魔にならないから、ぱラボナアンテナのよううに
 光の来るほうに向けて10年も生きている。


落葉ホルモン アブシジン酸

 生き物は必ず死ぬ。
 生き物全てはこの法則の下で生きている。
 これは個体の死を意味すると同時に「世代交代」の若返りを意味している。
 このDNAの一つの枝にこの落葉ホルモンがある。
 細胞も必ず死ぬ。
 葉も花も必ず死ぬ。
 この時絶対に必要なのが・・・・不要なものを「切り離す」ことである。
 人工衛星も不要になった燃料タンクは・・・・切り離す!!
 この発想は・・・落ち葉から学んだのかも・・・・・
 「定年」・・・・・も。
 「リストラ」・・・・も。
 ランの株も一つの「組織」である。
 世代交代。
 照葉樹では、ユズリハのように新葉が翌年一人前になると、
 3年前の葉が・・・身を引く!!
 シンビ、デンドロなどは・・・・この理念を持ったランである。
 ここまで説明すれば・・・落葉の意味が理解出来よう。


このホルモンは葉の離層に発生するだけではない。
「花弁の離層」。
「子房の離層」。
本体の組織から離れるところに発生するように出来ている。
桜の花吹雪・・・・アブシジン酸の仕事である。
種子の結ばない実の落下・・・アブシジン酸の仕事である。

もう一つ重要な仕事がある!!
 病気にかかって光合成できない葉の・・・・切り離し。
    これで病気の本体への伝染を防ぐ。
 紫外線で老化の激しい葉を切り離す。
    パフィオのバックの葉で多く見られる
    特に近年地球温暖化でこの症状が激しい。
    だからバック吹かしが困難になる。
    名品を増殖するのが難しい・・・・。
 栄養不足のとき下葉の養分を若い葉に移してから・・・・切り離す。
    Cymbidium、バンダ、コチョウランなどで多く見られる。


 ランの進化は多様である。
 このアブシジン酸を葉に発生しないようにしたランがある!!
 「エビネ」である。
 らん図鑑には「落葉性エビネ」と記述されているが、落葉ではない。
 本体から・・・・切り離れないで・・・枯れ朽ちてゆく!!
  材木腐朽菌を養殖するために  ここ




 蘭の落葉一つとっても、自然の法則は素晴らしい。
 ラン栽培はその多様な進化の原理原則を探求することである。
 それをしないと「花」は咲いてくれない。
 そこに、蘭つくりの楽しみもあれば、困難さもある。
 設備で何とかなるものと、ならないものがある。
 環境が変化すれば、蘭は敏感に反応する。
 SUGOI-neも同じ。
 良いほうに速やかに反応する。スゴイネ!!

 

 もっとも注意すること。
  潅水が少ないためにSUGOI-neの「カツオブシ製造」が行われた時です。
  大失敗です。
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      SUGOI-ne植えと
          ランの葉の黄変と落葉について
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